働き方

サラリーマンという働き方は向いていない。だから退職することにした。

大企業のサラリーマンを辞めるまでの経緯

「自分の将来のこと、家族のことを考えた結果、辞めたいと思っています。」

上司にこのセリフを伝えるのに何日かかったか。
会社を辞めようと決意してから何ヶ月かかったか。

頭痛薬を毎日飲むのは当たり前で、土日の休みもやる気が起きずほとんど寝て過ごすことが多くなっていました。そして日曜日の夜に襲ってくる憂鬱な気持ち。

そんな時、たまたまツイッターを見ていたら、こんな投稿を発見しました。

さらにいいタイミングで娘が、
「明日、月曜日だ!早く学校行きたいな!」

この何気ない娘の一言は私の目を覚ましてくれました。

こんなに嫌な思いをしてまで会社に行くことはないんじゃないかと。仕事もプライベートも楽しめなくなっているのは普通じゃないよね、と。

そして何かが吹っ切れたように、月曜日の朝、本当に退職の意思を伝えていたのです。

ありがたいことに職種転換や配属先の移動などについて上司や部長、社長からの説得はありました。

ただ今の会社の働き方では、モチベーションを高く保てなくなってきたことが大きな理由として、退職の意思は揺るぎませんでした。

そして、2018年7月31日をもって退職することが決定!

それ以降は不思議と気持ちが軽くなり、仕事にも前向きに取り組むことができ、ちょっと良い成績を残してみたりして(笑)

正直なところ、同じ営業の仲間や上司は本当にいい方ばかりで、今までたくさんのアドバイスをもらい、逆に申し訳ないくらいの気持ちでいっぱいです。

業界でのシェア・売り上げが世界一の会社に所属できたことは、色々と経験になり参考になることもありました。

ただ私自身のことを考えると、今の会社でこの働き方を続けていくことは消耗が激しく、幸せな将来を描くことができなかった。

これが私がサラリーマンを辞めるにいたった経緯です。



なぜサラリーマンという働き方が向いていなかったのか

そもそもなぜ、サラリーマンに向いていなかったのか?
サラリーマンを続けていくうえで、何がストレスになっていたのか?

これは私だけではなく、サラリーマンに向いていない方にも共通する部分があると思います。過去を冷静に振り返り、私の考えをまとめてみました。

時間や場所が拘束されること

私が勤務していた会社は定時が9時から17時半、残業は一時期と比較すると少なくはなりましたが月に約20時間です。ただし朝は8時半までの出勤が暗黙のルールです。もちろん9時までの30分の早出残業はつきません。決して早い出勤時間ではないし、通勤時間も車で5分(笑)ですので比較的、恵まれていると思います。

ただやはりサラリーマンとして会社に属していることで、出社時間や退社時間、休日などはその会社の規則に従わなければいけないのが実情です。最近では多様な勤務スタイルの会社も増えてきましたが、実際にはごく一部の会社だけでしょう。好きな時間に働いて好きな時に休むなんて、基本的にサラリーマンである以上ありえない話しですよね。

時間や場所にとらわれずに働くことができるフリーランスという働き方は、自己管理能力が大きく問われる働き方です。

ですが私は、働き方についてサラリーマンとフリーランスを天秤にかけたときに、フリーランスという働き方が合っていると確信しサラリーマンを辞める決意をしました。

休日があってないようなもの

私が勤めていた会社は繁忙期以外は基本的に土日祝が休みでした。

ただ取引先は土日も普通に営業している所がほとんどでしたので、曜日に関係なく電話での問い合わせが頻繁にかかってきます。

これが私にとって大きなストレスの原因にもなっていました。

仕事とプライベートの区別がはっきりできる会社なら、もう少し我慢できたのかもしれませんね。

相手を選べない

取引先、同じ職場内のメンバーは自分で選ぶことはできません。
対人関係は本当に大変です(笑)

あの人が嫌だからここで働きたくない。
あそこの取引先に行きたくない。

そんなワガママを言っていたら仕事になりませんので、上手く立ち回りながらコミュニケーションをとり、少しでも自分が働きやすい環境を作っていくことが大切です。

でもそういうことが苦手な人はたくさんいると思いますし、自分の努力次第でもどうにもならない相手もいます。

サラリーマンとして働くうえで、不必要なストレスが溜まる環境で働き続けることは、大きな負担です。

そのような場合は転職するか部署移動をするか、もしくはフリーランスという働き方をするかという選択が必要になってきます。

私の経験上では、自分に合った環境や働き方に変えることで、大きく改善することが多かったように思います。

転職や退職は決して悪いことではなく、むしろ環境の良い場所、自分の力を最大限に発揮できる場所へ行くために前向きに考えているからこそだと思います。

そして1つの会社だけで働き続けている人より、多くの会社で働いたことがある人の方が能力が高いと私は思っています。



副業が禁止

今は政府から副業や兼業を推進している時代です。
現在の法的にも、1つの会社に勤めながらの副業は問題ありません。

これからの時代は1つの会社に頼った働き方はとてもリスクがあると感じています。

働き方改革と言って残業を無理やり規制するのであれば、空いた時間は個人の自由にするべきでしょう。

もちろん残業の有り無しに関わらず、帰宅後や休日に副業を禁止する会社は時代遅れだと感じます。

このような個人の自由を縛ることも、サラリーマンとしての働き方にストレスを感じていた理由です。

また副業をするのであれば、コンビニバイトや土方などの時間や体力を使う仕事ではなく、自分の資産となるものや成果に対して報酬が発生するものがおすすめです。

今の時代は、ランサーズクラウドワークスといった、クラウドソーシングを使って自宅にいながら報酬を得ることができます。

初心者でも始めやすく、努力すれば本業を超える収入を得ることも充分に可能です。

めんどうな付き合いが多すぎる

私は社内での定期的な飲み会はまだ許せるタイプですが、取引先主催の意味不明な飲み会への強制参加やスーツの購入をしなければいけないことが年に何回かあり、これに非常にストレスを感じていました。

金銭的というよりも、時間がもったいないという焦りで精神的に大きな負担となっていました。見知らぬ人だらけの飲み会になんて参加したくない人は多いでしょうし、人によっては社内の飲み会でも気が進まない人は多いと思います。

でも会社のため、自分の仕事につながるかも、周りの目が気になる、といった理由でなかなか拒否できないのも事実ですよね。上手く理由をつけて不参加にしたとしても、またその機会はやってきます。

最近ではこういった無駄な飲み会や付き合いは減ってきましたが、サラリーマンである以上、永遠に避けて通ることはできません。

これがサラリーマンとしての働き方でストレスになっていた原因の1つです。



サラリーマンではできなかった自由な働き方

時間や場所にとらわれることなく働いて収入を得ることができる。

これが私の理想としている自由な働き方です。
Webライターやブログで収入を得ることは、難しいことではありません。

まだまだ駆け出しで経験も少ないですが、やっていけるという確信を得たので、サラリーマンとして会社で働くことを辞めました。

正直、不安が無いわけではありませんが、一度きりの人生だし後悔がないように生きていきたいと思います。